TASK FORCE KZL

これまで2本の記事にわたって執拗に AVS の素晴らしさを語ってきましたが、本日も語ります。今回はもともと機能的な AVS 様をさらに便利にしてしまう 『AVS Customization Kit』 のご紹介。今日も写真多め＆長いです。

じゃん。キットは袋詰めにされています。これではなんだかわかりませんね。


というわけで中身を陳列。さまざまなバックル、ストラップ類や、一見しただけでは用途のわからないいろいろが詰め合わされています。


そんな中から最初に使ってみるのはこちら。何に使うのかわかります？そう、これは前回の記事でご紹介したマグポーチ付きフロントパネルのポーチを、オープントップポーチとして使うためのアイテムです。


使い方は簡単。ショックコードをマグポーチの上部にあるタブに通して、


きゅっと結んで


はい完成。コードが余ってますが、切っちゃうか適当にたくし込んで整えます。このポーチはエラスティックバンドでがっちりマガジンを保持しているので、ちょっとやそっとじゃ落ちないとは思いますが、このアイテムでタブ付きショックコードを追加すればさらに万全でしょう。


続いてのカスタマイズアイテムはこちら。何の変哲もない1インチのウェビング、ファステックスバックルのオスメス、D環止めですね。がしかし、これが今日の目玉と言っても過言ではありません。


AVS はハーネスのサイドアームをフロントプレートバッグの裏にあるスリットに差し込み、シングルストラップを表面のベルクロに貼り付けて装着するのですが、フロントパネルを取り付けてしまうと脱着するのにいちいちパネルをまくり上げなくてはならず、これが意外とめんどくさい。太いカマーバンドごと挟み込む普通のアーマーに比べればまだ楽とはいえ、全面ベルクロのパネルを剥がすのは大変です。


そこでこのカスタム。まず、切り欠きの入った1.5インチバックルを、フロントパネル横のタブに取り付けます。


続いてシングルストラップを外し、1インチのウェビングと交換します。D環止めで処理しますが、処理した部分がサイドプレートポーチの裏側に隠れる部分に来るようにすると見た目きれいかと。


反対側にオスバックルを付ければ完成です。余ったストラップはエラスティックバンドとかで適当に処理しましょう。


完成!

ベルクロシングルストラップをファステックスで脱着できるストラップに交換することで、いちいちフロントパネルを剥がさなくても、サイドハーネスを切り離すことが出来るようになります。左のショルダーハーネスもファステックスで外れますので、2つバックルを外すだけで、ヘルメットを付けたまま脱げます。これは猛烈に便利。

さて、本日も AVS について書いてきました。もともと ODA の画像に登場してたのを見て 「かっこいー、最新だし欲しいー」 となって購入に至ったわけですが、今やかなり惚れ込んでいます。ステキな見た目はもちろん、考え抜かれた機能性、男ゴコロをくすぐるギミック、豊富なカスタマイズやオプションなど、ナイロン＋セラミックプレートの防弾装備としては極まっている感じ。このアーマーシステムを超えるには、相当のブレイクスルーが必要ではないかと思います。


おまけ:

「Plate Career Configuration」 プレートバッグとカマーバンドのみでも使えます。ほぼ JPC です。めちゃ軽。