2016年01月25日
AOR1の Crye コンシャツいろいろ

以前 SEAL 装備のお話の時にちらっと紹介した、AOR1柄の Crye Precision 製 コンバットシャツ。最初の1枚を購入するときは、「たかがコンシャツにこの値段・・・」 とビビりましたが、1枚買ってしまうと感覚がマヒしていつの間にか3枚に増えてました。Crye の AOR柄コンシャツは、一般向けの販売がされていないため狂った値段になりがちなんですが、その上ミリオタ以外の方から見ると同じにしか見えない細かいバージョン違いが存在することで知られる困ったシャツです。

まずはおさらい。以前購入したやつの写真です。これは比較的新しいもので、Block II と呼ばれています。

トルソーの素材はポリエステル100%、メリヤス織りのような素材感で、カラーはグレーの霜降りになっています。

対してこちらは Block I と呼ばれる少し古い型。例の部隊は古めの写真しか出てこないせいか、このバージョンの着用率が高いようです。

トルソー素材は Block II と同じくポリ100%ですが、質感は全然違います。こちらはヒートテックのようなさらさらつるつるした感じで、カラーは薄いクリーム色。

自分の真似している方も、少し古めの写真で着用しているのはたぶんこの Block I。カラーと質感的にそんな感じがするんですが違ってたらすいません。

そして最後がこちら。比較的よく見る前掲の2つに比べてよくわからないバージョンです。

タグも見慣れた Crye のタグとは少し違い、正方形のタグで E の字、その横には 「EXPERIMENTAL PROTOTYPE」 と書かれています。直訳すると 「実験的試作品」 といったところでしょうか。

そしてこのシャツだけ迷彩が違うのです。よーく見ると迷彩の中にイーグルアンカーと 「USMC」 の文字。そう、これだけ Desert MARPAT、海兵隊の迷彩なんです。迷彩だけでなく、コイツだけ他の2つと違う部分がたくさんあるので、細かく見ていきましょう。

まずトルソーの素材・カラーですが、3枚とも違いますね。特に一番左のプロトタイプは茶系の色で柔らかい素材です。

次はエルボー部分の比較。Navy カスタムの Block II (左) と Block I (中) はプロテクターが露出しないタイプですが、プロトタイプは樹脂部分を露出させる Army カスタムタイプです。迷彩は写真だけでなく、肉眼で見てもほとんど違いがわかりません。以前見た Desert MARPAT は、AOR1との違いがもう少しあったような気がするんですが・・・。

続いて肩ポケットの比較。わかりやすいのは縫い付けてあるベルクロのカラーですが、プロトタイプのものだけ色が濃く黄色っぽいカラーですね。あとフラップのフタはプロトタイプがベルクロのみ、他の2つはボタン併用になっています。

最後は襟の高さ。Block I (中) と Block II (上) はほとんど同じ高さ、プロトタイプのみずいぶん高い感じ。ちょうど AC のコンシャツと同じような高さです。
こうやって比較してみると、Navy カスタムの Block I&II に比べて Army カスタムに近いことがわかりますね。

残念ながら確信の持てる使用画像は見つけられませんでしたが、有名な SEAL Future Fund の写真にちょっと気になる人が写ってます。

右から2番目の人を拡大してみると、どうも隣の人とトルソーのカラーが違うように見えます。向かって左に座ってる人の脇部分と比べてみるとわかりやすいです。

さてこのプロトタイプ、いつ頃のものなのか、どこの部隊の要請で作られたものなのか、詳細は全然わかりませんが、その正体不明っぷりといい 「プロトタイプ」 という語感といい、男心をめちゃくちゃくすぐりますね。
使用例が山ほどあって例の部隊をやるときに欠かせない Block I、正体不明で妄想を膨らますにはもってこいのプロトタイプ、実際に装備とコーディネートするのが楽しみです!
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