
先日黒い止血帯が欲しくて
TMS SOF Tactical Tourniquet を購入したんですが、今まで NARP の C-A-T 以外
よく知らなかった反動で、その後いろいろ買ってしまいました。

きっかけは黒い止血帯入手の
動機になったこの写真。

よく見ると止血帯を締める棒が細く、先まで特徴のない
ただの棒に見えます。

先日ご紹介したように、TMS の SOFTT の棒はアルミ製で
特徴のある形をしています。

そこで購入したのがこちら!
NARP (North American Rescue) の
旧型 C-A-T (
Combat
Application
Tourniquet) です。ご覧のとおり、新型にある止血した時刻を記入するラベルがなく、
全体に真っ黒です。
"Red-Tip" と呼ばれる新型の特徴である止血帯先端の赤いマーキングもありません。
先まで真っ黒。

ハンドルも特徴のない棒ですね。この旧型はまっすぐですが、新型は真ん中が少し太くなった紡錘形をしています。

新旧比較。止血帯のような単純な構造のものも、少しずつマイナーチェンジされているんですね。

旧型は
2008年製、新型は
2010年製。割と近い年代なので、この辺が新旧の境目なのかもしれません。

新旧の
ロゴ比較。上が新型、下が旧型です。型が変わっても NSN は一緒ですね。

続いてはこちら。先日買ったのと同じ
TMS SOFTT ですが、違うバージョンのようです。

タグを見ると、型番が
SOFTT-NH となっています。ちなみに先日買ったものは
SOFTT-W。

裏側を見るとわかりやすいのですが、止血帯を締める際にベルトの戻りを防ぐ金具として、SOFTT-W は移動カンを使っているのに対し、SOFTT-NH は
クリップのような大きな部品が使われています。また、ベルトも SOFTT-W に比べると幅が狭くなっています。
TMS のサイトを見てみると、どうやら SOFTT-W の方は 「
SOF TACTICAL TOURNIQUET WIDE」 といって、現場の意見を反映した
改良版のようです。

今回手に入れたのは旧型のようですが、
割と最近の写真でも使われていますね。

大きな金具が目立つのでわかりやすいです。カマーバンドへの取り付けに使っているのは、
Blue Force Gear の 「
Tourniquet NOW! Strap」 でしょうか?
単純にもう一つ SOFTT が欲しかっただけなんですが、
図らずも新旧揃って比較できたので面白かったです。

最後はこちら。
Tier-1 Quality Solutions 社製 「
M.E.T. (
Military
Emergency
Tourniquet)」・・・の
レプリカです。これ本物は
恐ろしい値段するんですよね。DEVGRU なんかでの使用で有名ですが、安かったので話のネタに買ってみました。本物を見たことないのでデキの良し悪しもよくわかりませんが、なかなかしっかりした作り。
「止血帯」 という地味なアイテムで長々と書いてきましたが、こういう小物にこだわっていくと
装備の説得力が増す気がします。また、今回のように新旧を比較して、各社が行っている
ブラッシュアップを見つけてみるのも面白いですよね。
Posted by taroybmx
at 00:58
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