2014年09月09日
光学機器紹介 (Leupold Mark 6 1-6x20mm 編)
本日は久しぶりに AVS 以外の話題。Leupold 製のタクティカルスコープ、Mark 6 1-6x20mm をご紹介します。Leupold 社はもはや説明不要なライフルスコープのトップブランド、ミリタリーの分野でも使用例の多い高級スコープの代名詞です。その Leupold のタクティカルラインに名を連ねる Mark 6 1-6x20mm は、「より小さく、より軽く、より速く」 という現場の声に応えて生まれた、ミッドレンジから CQB までをカバーするショートスコープです。
34mm チューブのせいか、どっしりして見えますね。全長は10.3インチ (約26cm)。
対物レンズは20mm。XT レンズシステムという独自のコーティングが施されています。
ここで光学機器紹介恒例のコムズカシイ話。
XT (eXtended Twilight) レンズシステムとは、平たく言うと視覚が鈍る黄昏時にも良く見えるように開発されたレンズコート。人間の目が一番感知しやすいのは、波長 550nm の光、つまり緑色なんですが、その緑が減衰して青/紫の波長域が支配的になるというのが夕暮れ時に視覚が鈍る原理 (無論光量も減る) らしく、この XT レンズシステムでは、必要以上に青/紫域をカットしないことで明るさを確保する技術ということです。下手に色域を選択して透過させようものなら見た目の色がめちゃくちゃになってしまいそうですが、Leupold によると 「すごいコンピュータによる光学設計だから大丈夫!」 とのことです。
コムズカシイ話終了。アイピースは直径43mm とごん太。
等倍から6倍までカバーし、CQB から数百メートルの狙撃まで対応します (実銃では)。オプションのパワーレバーを付けているので回しやすいです。
レティクルは CMR-W というタイプで、さまざまな弾道補正に対応できる複雑なもの。Front Focal Plane (FFP) 機能付きで、倍率によってレティクルの見え方が変化します。これは6倍のとき。センターサークルが丸く発光しているのがわかります。
こちらは等倍時。等倍の時はダットサイトのように両目でサイティングできます。もはやセンターサークルは判別できず、点が光ってるように見えますね。
エレベーションとウィンデージの調整範囲は130MOA、ZeroLock というシステムでゼロイン後に微調整してもすぐにリセットできます。
Mark 6、Mark 8などで使用されている34mm チューブだと、一般的な30mm チューブと違ってマウントに苦労します。こちらは LaRue の LT104 というマウント。例によって優秀な QD マウントで、500g 近いこのスコープをがっちり固定してくれます。LaRue 以外でも Leupold 純正や KAC などから34mm マウントが出ていますが、どちらも目が飛び出るお値段です・・・。
6倍可変のズームスコープとしては、コンパクトで軽いこのスコープ、最新のタクティカルライフルによく似合います。レンズの解像度やクリアさも文句のつけようがない、トップブランドの名に恥じないスコープです。
対物レンズは20mm。XT レンズシステムという独自のコーティングが施されています。
ここで光学機器紹介恒例のコムズカシイ話。
XT (eXtended Twilight) レンズシステムとは、平たく言うと視覚が鈍る黄昏時にも良く見えるように開発されたレンズコート。人間の目が一番感知しやすいのは、波長 550nm の光、つまり緑色なんですが、その緑が減衰して青/紫の波長域が支配的になるというのが夕暮れ時に視覚が鈍る原理 (無論光量も減る) らしく、この XT レンズシステムでは、必要以上に青/紫域をカットしないことで明るさを確保する技術ということです。下手に色域を選択して透過させようものなら見た目の色がめちゃくちゃになってしまいそうですが、Leupold によると 「すごいコンピュータによる光学設計だから大丈夫!」 とのことです。
コムズカシイ話終了。アイピースは直径43mm とごん太。
等倍から6倍までカバーし、CQB から数百メートルの狙撃まで対応します (実銃では)。オプションのパワーレバーを付けているので回しやすいです。
レティクルは CMR-W というタイプで、さまざまな弾道補正に対応できる複雑なもの。Front Focal Plane (FFP) 機能付きで、倍率によってレティクルの見え方が変化します。これは6倍のとき。センターサークルが丸く発光しているのがわかります。
こちらは等倍時。等倍の時はダットサイトのように両目でサイティングできます。もはやセンターサークルは判別できず、点が光ってるように見えますね。
エレベーションとウィンデージの調整範囲は130MOA、ZeroLock というシステムでゼロイン後に微調整してもすぐにリセットできます。
Mark 6、Mark 8などで使用されている34mm チューブだと、一般的な30mm チューブと違ってマウントに苦労します。こちらは LaRue の LT104 というマウント。例によって優秀な QD マウントで、500g 近いこのスコープをがっちり固定してくれます。LaRue 以外でも Leupold 純正や KAC などから34mm マウントが出ていますが、どちらも目が飛び出るお値段です・・・。
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自分も先日MARK6を購入したのですが、存在感が半端ないですね。
34mmの極太チューブがたまりません(笑)
高い買い物でしたが買ってよかったと思います。
ところで・・・エレベーション及びウィンデージダイヤルについて教えて頂きたい事があります。
自分のMARK6はエレベーションは反時計回りに約1回転(右回りはストッパーに当たって出来ません)、ウィンデージは左右共に約半回転でストッパーに当たってしまい、普通のスコープのように左右どちらでも数回転回せるようにはなっていません。
ノブのイモネジを緩めて外してみたところ、基部にストッパー状の突起が設けてあり、物理的にそれ以上回せないようになっています。
taroybmxのMARK6もやはり同じようになっていますか?
不躾で失礼だとは思いますが、ご教授願えると助かります。
はじめまして、コメントありがとうございます!
Mark 6のゼロインはノブのカバーを外して行います。ゼロインが完了したらカバーに書いてある目盛りの数字をゼロに合わせて装着すれば、風や射距離でレティクル動かしても、すぐにゼロインしたばかりの状態に戻せるよう目盛りゼロのところでロックがかかるようになっているのです。
ちなみにエレベーションが弾着を上に調整する方向にしか動かないのは、弾は距離が離れるほど下に落ちていき、上に昇ることはないからです。スコープを覗きながら手探りで回しても間違えないようにですね。ウィンデージも半回転回す必要があるほど風が吹き荒んでたら射撃にならないので、そのくらいで充分ということだと思われます。
ご参考になれば幸いです!
ダイヤルの動く方向に関して・・・物凄く的確なコメントで思わず頷いてしまいました。
確かに弾は重力に引かれているから下側は必要ないし、横風がきつかったら射撃になりませんものね。
目からウロコ状態とはこの事でしょうか(笑)
ゼロインに関しても助かりました。
あらかじめカバーを外した状態でゼロインを済ませておき、後は微調整だけに使えという事だったんですね。
早速ゼロインに・・・といいたいところなんですが、まだマウントが届いてないのでひたすら眺めるだけの状態がもうしばらく続きそうです。
自分はADMのAD-RECON34を選んだんですが、ミリフォトだとラルーやナイツばかりで、少し肩身の狭い思いがします。。。