2015年07月07日
次世代 SCAR-H 命中精度カスタム!! (Magnus HD バレル編)
今回トライするパーツはこちら! ORGA Airsoft 製 「Magnus HD バレル」 です。インナーバレル長300mm の SCAR-H 用ということで、303mm をチョイス。この Magnus HD、いわゆるルーズバレルと呼ばれるカテゴリーに属する製品ですが、兄弟製品の Magnus バレル (内径6.23mm) に比べて少しタイトな内径6.13mm。マルイ純正が内径6.08mm ですので、0.05mm ルーズになっています。1/20mm という肉眼では判別できないくらいの差ですが、果たして結果はいかに。
ホップ窓付近。窓のマズル寄りが少し削ってあります。この加工によって、ホップを掛けた際マズル側が優先的に引っ張られるようになり、給弾口側がゆがまない利点があるそうです。
さらにバレルのサイドが削られていて、ホップパッキンの凸を逃がせるようになっています。この反対側には回り止め用の溝も彫ってあり、パッキンを90度横にして装着することで、純正パッキンをスリックパッキンのように使用することができます。これはすごいアイディアですね。
マズル側は20mm くらいきれいにテーパーしています。素晴らしい加工精度です。
さてこのバレルはルーズバレルということで、必要なエア量が純正より少し増えます。これに対応するために、ORGA さんからボアアップしたシリンダーがピストンヘッドとセットで販売されています。今回はこちらも合わせて組み込み。
さらにルーズバレルになることで気密が下がり、初速に影響を及ぼしますので、これも ORGA さんから販売されている 「AXIS スプリング」 を使用します。これは純正比105%ほどの少し強いバネで、バレル内径が広がることによる初速低下をカバーします。強すぎないのでメカボックスにもやさしいはず。
では早速組み込み。まずはシリンダー&ピストンヘッド、スプリングから組んでいきます。度重なる分解の成果であっという間にメカボまで到達。
シリンダーとピストンを取り出して、Magnus 用パーツを組み込みます。
よく考えたら、SCAR-H はもともと加速シリンダーなので、内径0.05mm 増くらいのエア量ならフルシリンダーにすればおつりが来るくらいでした・・・。まあ使ってみたかったからいっか。
ボアアップされたシリンダーは内径が純正より大きくなるので、専用のピストンヘッドを使います。初速調整用に入れたスペーサーを取り出すのを忘れずに。
続いて AXIS スプリングを・・・と思ったんですが、現在入っているバネに比べて長過ぎないでしょうか・・・? 入らなくはないんですが、初速もアレなことになりそうな上、巻き数も10巻きくらい多くて、ただでさえ分厚いライラクス製スプリングガイドを入れている自分の SCAR-H に入れたら思いっきりぶっ壊れそうです。怖いので AXIS スプリングはあきらめ、以前購入していた KM 企画の0.989J スプリングを使用することにしました。
肝心のバレルもちゃちゃっと組み込み、いざ計測。
まずは初速から。
SCAR-H メカボ改 初速 (10回計測)
ルーズバレルになりましたが、バネを強くしたので少し初速は上がりました。ほとんどぶれがなく、大変安定しています。
続いてグルーピング。
うーん素晴らしい、10cm を切ってきました。バレル単体カスタムとしては参式滑空銃身 (87.8mm) にやや及びませんが、最大103mm、最小81mm と、初速と同じく非常に安定しています。大きなフライヤーもなく、信頼感があるバレルですね。
さて、この Magnus HD を含めた ORGA さんのバレルは、電気なまずなどの長掛けホップを推奨していますので、すでにテスト済みの 「どんぴしゃ Jr」 と併用すれば、さらなる命中精度の向上が望めるかもしれません。というわけで、次回は Magnus HD バレルと、他のパーツとの組み合わせにチャレンジしてみようと思います。
ホップ窓付近。窓のマズル寄りが少し削ってあります。この加工によって、ホップを掛けた際マズル側が優先的に引っ張られるようになり、給弾口側がゆがまない利点があるそうです。
さらにバレルのサイドが削られていて、ホップパッキンの凸を逃がせるようになっています。この反対側には回り止め用の溝も彫ってあり、パッキンを90度横にして装着することで、純正パッキンをスリックパッキンのように使用することができます。これはすごいアイディアですね。
マズル側は20mm くらいきれいにテーパーしています。素晴らしい加工精度です。
さてこのバレルはルーズバレルということで、必要なエア量が純正より少し増えます。これに対応するために、ORGA さんからボアアップしたシリンダーがピストンヘッドとセットで販売されています。今回はこちらも合わせて組み込み。
さらにルーズバレルになることで気密が下がり、初速に影響を及ぼしますので、これも ORGA さんから販売されている 「AXIS スプリング」 を使用します。これは純正比105%ほどの少し強いバネで、バレル内径が広がることによる初速低下をカバーします。強すぎないのでメカボックスにもやさしいはず。
では早速組み込み。まずはシリンダー&ピストンヘッド、スプリングから組んでいきます。度重なる分解の成果であっという間にメカボまで到達。
シリンダーとピストンを取り出して、Magnus 用パーツを組み込みます。
よく考えたら、SCAR-H はもともと加速シリンダーなので、内径0.05mm 増くらいのエア量ならフルシリンダーにすればおつりが来るくらいでした・・・。まあ使ってみたかったからいっか。
ボアアップされたシリンダーは内径が純正より大きくなるので、専用のピストンヘッドを使います。初速調整用に入れたスペーサーを取り出すのを忘れずに。
続いて AXIS スプリングを・・・と思ったんですが、現在入っているバネに比べて長過ぎないでしょうか・・・? 入らなくはないんですが、初速もアレなことになりそうな上、巻き数も10巻きくらい多くて、ただでさえ分厚いライラクス製スプリングガイドを入れている自分の SCAR-H に入れたら思いっきりぶっ壊れそうです。怖いので AXIS スプリングはあきらめ、以前購入していた KM 企画の0.989J スプリングを使用することにしました。
肝心のバレルもちゃちゃっと組み込み、いざ計測。
まずは初速から。
SCAR-H メカボ改 初速 (10回計測)
平均 | 最高 | 最低 | 差 | |
ノーマル | 82.99m/s | 83.53m/s | 82.42m/s | 1.11m/s |
でんでんむし | 83.55m/s | 84.18m/s | 82.99m/s | 1.19m/s |
どんぴしゃ Jr | 82.02m/s | 83.13m/s | 81.92m/s | 1.21m/s |
Magnus HD | 83.97m/s | 84.36m/s | 83.53m/s | 0.83m/s |
ルーズバレルになりましたが、バネを強くしたので少し初速は上がりました。ほとんどぶれがなく、大変安定しています。
続いてグルーピング。
Rd1 | Rd2 | Rd3 | Rd4 | Rd5 | 平均 | |
ノーマル | 121mm | 123mm | 168mm | 93mm | 107mm | 122.4mm |
でんでんむし | 62mm | 121mm | 94mm | 66mm | 99mm | 88.4mm |
参式+でん | 81mm | 87mm | 77mm | 81mm | 68mm | 78.8mm |
どんぴしゃ Jr | 74mm | 73mm | 56mm | 91mm | 102mm | 79.2mm |
参式+どんJr | 141mm | 191mm | 120mm | 110mm | N/A | N/A |
Magnus HD | 92mm | 103mm | 81mm | 84mm | 90mm | 90.00mm |
うーん素晴らしい、10cm を切ってきました。バレル単体カスタムとしては参式滑空銃身 (87.8mm) にやや及びませんが、最大103mm、最小81mm と、初速と同じく非常に安定しています。大きなフライヤーもなく、信頼感があるバレルですね。
さて、この Magnus HD を含めた ORGA さんのバレルは、電気なまずなどの長掛けホップを推奨していますので、すでにテスト済みの 「どんぴしゃ Jr」 と併用すれば、さらなる命中精度の向上が望めるかもしれません。というわけで、次回は Magnus HD バレルと、他のパーツとの組み合わせにチャレンジしてみようと思います。
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