2015年06月24日
次世代 SCAR-H 命中精度カスタム!! (でんでんむし編)
紆余曲折を経て、ようやくでんでんむしを組み込んだ SCAR-H を撃ってきました! しかも今回は、もうすぐクローズしてしまう (勝手に) 公式レンジ、ブルーターゲットさんに代わる場所を求めて、埼玉は所沢にあるインドアフィールド、トリガートークさんにお邪魔してきました。
トリガートークさんは都内からほど近い、関越所沢インターからわずか数分のところにあるインドアフィールドで、なんと最長射距離38m を誇るシューティングレンジが設置されています。もちろんレンジのみの利用も OK。アクセスは戸田公園のブルーターゲットさんに比べると遠くなりますが、次期公式レンジの有力候補です。
今回は長いレンジに合わせて6倍まである Leupold Mark 6を持ち込みました。射距離は変わらず20m ですが、遠くまで弾が見えるとホップの調整とかがやりやすいのです。
6倍で20m 先の A4サイズの的を覗くとこんな感じ。写真ではわかりにくいですが、的に書いた狙いをつけるための十字線もよく見えます。
さて今回トライするカスタムパーツはこの 「でんでんむし」。これは給弾ノズルというパーツで、タペットプレートに接続されてマガジンから1発ずつ BB 弾をチャンバーに送るとともに、シリンダーヘッドからの圧縮されたエアをチャンバーに吹き付けて弾を飛ばす重要なパーツです。
でんでんむしは、純正のノズルより約1mm ほど長くなっており、純正ノズルで発生するホップパッキンとノズルの間のクリアランスを埋めることができます。さらに特徴的な形状のノズル先端で BB 弾をバレル下面に押し付けるような形で保持することで、毎回チャンバーの同じ位置に弾を設置する機能もあるとのこと。
早速計測していきたいと思いますが、先日メカボをいじって初速の調整を行ったので、純正ノズルでの初速も合わせて計っておきます。
SCAR-H メカボ改 初速 (10回計測)
ノーマルより気持ち初速が上がるようです。シリンダーヘッドとの接続部に O リングが入って気密が上がった効果でしょうか?
続いて20m のグルーピング。トリガートークさんのロングレンジは38m の射距離がありますが、お願いして20m 地点に的を設置できるようにしていただきました。
不思議なことにノーマルがメカボをいじる前に比べてかなり散らばるようになってしまいました。Rd2の168mm というのは、1発とんでもないフライヤーがあったためですが、それを除いたとしても前回より10mm ~15mm ほどグループが大きくなっています。原因はわかりませんが、初速が上がったことにより初期条件のブレが弾道に及ぼす影響が大きくなったとかでしょうか?(適当)
それに比べてでんでんむしはすごいまとまりを見せています。一番小さくまとめたのはきれいに丸く着弾したRd1なんですが、圧巻なのは66mm の Rd4。10発中6発がワンホールになり、その6発のグルーピングはわずかに25mm 程度。最も散った Rd2の121mm も、一発のフライヤーを除くと77mm となり、それで平均を取ると80mm を切る精度です。これは相当効果のあるパーツと言っていいんじゃないでしょうか?
かなり効果の認められた参式滑空銃身に迫る精度を発揮したでんでんむしですが、そのふたつを合わせるとどうなるのか知りたくなりました。というのも、計測前に着弾地点の見当をつけるためにプリンキングしていた際、2~30発に1発くらい大きく逸れる弾があったような気がして、たまに混じる寸法誤差の大きい BB 弾のせいではないかと思ったからです。(実際計測の中でもフライヤーとなった弾がありました)
参式滑空銃身はバレル下面にステンレスのチップを追加することで、BB 弾下部を点で支えてバレルの中心で保持し、弾のバラつきによる悪影響を排除する仕組みを持っています。これででんでんむしの弱点 (弾をバレル下面に押し付けることで弾のバラつきの影響を受けやすい) が解消されるんではないでしょうか?
ということでレッツ計測!
なんだこれ!! それぞれ単独で使用した時よりかなりまとめてきました! 最小グループこそでんでんむし単独の62mm に及びませんが、全てのラウンドで安定したまとまりを見せています。これはまさに参式との併用で狙った通りの効果。素晴らしい成績です。
おそらくカスタムパーツ同士でも相性があり、単独では好成績を出すパーツも、組み合わせによってはお互いに悪影響を及ぼすものもあると思います。逆に併用することで、さらに効果を高めることができる組み合わせもあることがわかりました。次回以降、新しいパーツをレビューしていくのはもちろん、すでに紹介したパーツ同士を組み合わせて計測することも試していきたいと思います。
というわけで、次回検証するカスタムパーツは・・・こちら!!
今回は長いレンジに合わせて6倍まである Leupold Mark 6を持ち込みました。射距離は変わらず20m ですが、遠くまで弾が見えるとホップの調整とかがやりやすいのです。
6倍で20m 先の A4サイズの的を覗くとこんな感じ。写真ではわかりにくいですが、的に書いた狙いをつけるための十字線もよく見えます。
さて今回トライするカスタムパーツはこの 「でんでんむし」。これは給弾ノズルというパーツで、タペットプレートに接続されてマガジンから1発ずつ BB 弾をチャンバーに送るとともに、シリンダーヘッドからの圧縮されたエアをチャンバーに吹き付けて弾を飛ばす重要なパーツです。
でんでんむしは、純正のノズルより約1mm ほど長くなっており、純正ノズルで発生するホップパッキンとノズルの間のクリアランスを埋めることができます。さらに特徴的な形状のノズル先端で BB 弾をバレル下面に押し付けるような形で保持することで、毎回チャンバーの同じ位置に弾を設置する機能もあるとのこと。
早速計測していきたいと思いますが、先日メカボをいじって初速の調整を行ったので、純正ノズルでの初速も合わせて計っておきます。
SCAR-H メカボ改 初速 (10回計測)
平均 | 最高 | 最低 | 差 | |
ノーマル | 82.99m/s | 83.53m/s | 82.42m/s | 1.11m/s |
でんでんむし | 83.55m/s | 84.18m/s | 82.99m/s | 1.19m/s |
ノーマルより気持ち初速が上がるようです。シリンダーヘッドとの接続部に O リングが入って気密が上がった効果でしょうか?
続いて20m のグルーピング。トリガートークさんのロングレンジは38m の射距離がありますが、お願いして20m 地点に的を設置できるようにしていただきました。
Rd1 | Rd2 | Rd3 | Rd4 | Rd5 | 平均 | |
ノーマル | 121mm | 123mm | 168mm | 93mm | 107mm | 122.4mm |
でんでんむし | 62mm | 121mm | 94mm | 66mm | 99mm | 88.4mm |
不思議なことにノーマルがメカボをいじる前に比べてかなり散らばるようになってしまいました。Rd2の168mm というのは、1発とんでもないフライヤーがあったためですが、それを除いたとしても前回より10mm ~15mm ほどグループが大きくなっています。原因はわかりませんが、初速が上がったことにより初期条件のブレが弾道に及ぼす影響が大きくなったとかでしょうか?(適当)
それに比べてでんでんむしはすごいまとまりを見せています。一番小さくまとめたのはきれいに丸く着弾したRd1なんですが、圧巻なのは66mm の Rd4。10発中6発がワンホールになり、その6発のグルーピングはわずかに25mm 程度。最も散った Rd2の121mm も、一発のフライヤーを除くと77mm となり、それで平均を取ると80mm を切る精度です。これは相当効果のあるパーツと言っていいんじゃないでしょうか?
かなり効果の認められた参式滑空銃身に迫る精度を発揮したでんでんむしですが、そのふたつを合わせるとどうなるのか知りたくなりました。というのも、計測前に着弾地点の見当をつけるためにプリンキングしていた際、2~30発に1発くらい大きく逸れる弾があったような気がして、たまに混じる寸法誤差の大きい BB 弾のせいではないかと思ったからです。(実際計測の中でもフライヤーとなった弾がありました)
参式滑空銃身はバレル下面にステンレスのチップを追加することで、BB 弾下部を点で支えてバレルの中心で保持し、弾のバラつきによる悪影響を排除する仕組みを持っています。これででんでんむしの弱点 (弾をバレル下面に押し付けることで弾のバラつきの影響を受けやすい) が解消されるんではないでしょうか?
ということでレッツ計測!
Rd1 | Rd2 | Rd3 | Rd4 | Rd5 | 平均 | |
ノーマル | 121mm | 123mm | 168mm | 93mm | 107mm | 122.4mm |
でんでんむし | 62mm | 121mm | 94mm | 66mm | 99mm | 88.4mm |
参式+でん | 81mm | 87mm | 77mm | 81mm | 68mm | 78.8mm |
なんだこれ!! それぞれ単独で使用した時よりかなりまとめてきました! 最小グループこそでんでんむし単独の62mm に及びませんが、全てのラウンドで安定したまとまりを見せています。これはまさに参式との併用で狙った通りの効果。素晴らしい成績です。
おそらくカスタムパーツ同士でも相性があり、単独では好成績を出すパーツも、組み合わせによってはお互いに悪影響を及ぼすものもあると思います。逆に併用することで、さらに効果を高めることができる組み合わせもあることがわかりました。次回以降、新しいパーツをレビューしていくのはもちろん、すでに紹介したパーツ同士を組み合わせて計測することも試していきたいと思います。
というわけで、次回検証するカスタムパーツは・・・こちら!!
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HK45CT サイト調整失敗!&バレル交換成功!
HK45CT のサプレッサー&ケース!!
HK45CT 実射&カスタム!!
トレポン流速化!? Move 153カスタム!
SEAL なスコープのマウントリング!
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